本日は紙袋番外編として、紙ではないストーンペーパーのお話しをしたいと思います。
ストーンペーパーとは・・・そのなの通り、石でできた紙?・・・紙ではない?・・・
よくわかりませんが「石」由来の紙としましょう(以後 石紙とします)
平たい紙なので印刷もできますし加工もすることができます。
今では日本のスタートアップ?が純国産の石紙を作っていますが、私の記憶では台湾が発祥だと思われます。
それをパクって作っている国がたくさんあると言うことですね(内容は多少は違いますが同じ石紙だと思います)
紙(本当の紙)を作るときにはクズ木や再利用された木や紙をリサイクルさせて紙を作ります。
リサクルするときやバージンパルプを作る際には膨大な水が必要となります。
その水をストーンペーパーではほぼ使わずに石紙を作ることができます。
水資源の乏しい日本では石紙は向いていますね。また、石紙に使わせる石も無限大に存在しますので環境にも良いです。
しかし 手提げ袋を作る時は状況が変わります。
石紙で紙袋を作ったことはありますが、全て手加工で仕上げまでかかりました。
小ロットであれば問題ないのですが、大ロットの場合は完全に手提げ袋には向いていません。
機械加工を試みたのですが胴のコールドグルーはつかないし、なにせ水を弾くのが売りなのですから、それが仇となり機械加工ができないのでが難点でした。
ホットメルトではどうか?と試みましたが熱にも強くまた熱に強すぎるので石紙が溶けずに弾くのでひっつきませんでした。
このように現状では石紙の手提げ袋には向いていませんが、将来的には石紙がほとんどの手提げ袋に使われることになるのではないかと想像しています。
本日はここまで。