本日は紙ふくろで使われる紙の厚みについてお話しします。
紙ふくろは基本的に角がたつ内容物に弱い傾向があります。
そのため内容物によっては紙の厚みが重要なものになります。
ちなみにてさげぶくろの紙ふくろうで使われている紙(エスプリコートFM)の厚みは157gでかなり厚い紙になっています。
紙ふくろを作るのに2種類の加工方法があります。
機械製袋か手貼り加工かの違いです。
機械製袋は読んで字のごとく機械で製袋加工する方法です。
手貼り加工とは手で製袋加工を終わらせる加工方法です。
まず機械製袋から。
機械製袋する場合は紙の厚みは機械のタイプによりますが80g〜157gの範囲で製袋加工しかできません(例外はあります)
機械製袋は自動化な分、紙の厚みに制限が生まれます。
薄すぎると製袋時に破れますし、厚すぎると機械が綺麗に流れません。
ですので制限の中で内容物にマッチした紙厚を選択する必要があります。
続いて手貼り加工。
手はりの場合(株)東洋ビジネスで一番薄い紙厚を加工した履歴は60gまでしたことがあります。
この厚さになると加工もかなり困難になります。
当然、破けやすい状態になりますのでお気をつけてください。
もっとも厚い紙ではトムソン加工した後の手貼り加工になるのですが210gまで加工をしたことがあります。
この様に加工方法は2種類で内容物やコストや納期などを考慮して紙ふくろの厚みを選択してください。
次回はもっと詳しく紙の厚みについてお話しします。
本日はここまで。
紙ふくろで使う紙の厚み その1