本日は紙袋に印刷する箔押し加工についての記事を書きたいと思います。
一般的に紙袋にするデザインの表現はオフセット印刷またはフレキソ印刷など紙媒体にインクを刷り込み紙袋のデザインを表現することがほとんどです。
紙袋のデザインの表現の中でも箔押し加工は特殊な部類に入ります。
そもそも箔押し加工とは・・・
箔押し加工とはオフセット印刷などのインクで表現できない光沢のあるデザインを表現するときによく使われます。
当然ですが光沢のある箔押しのデザインが入るとその袋は高級感を持ちます。
オフセット印刷などで表現できないなんとも言えない力を感じます。
光沢といってもその表現力はたくさんあります。
金色の中でも青金・赤金・黄色がかった金色・ホログラムがかかった銀色など私が認識しているだけで光沢のある箔押しは80種類程度あります。
以上の様に様々な表現を高級感を保ちながら、いやらしさを感じさせない紙袋を表現できます。
また、箔押しの中でも光沢のない箔押しもあります。
こちらは超特殊で私も生産した履歴は数える程度しかありません。
光沢のない箔押しとは赤や青や黄色など色のついた箔を箔押しすることです。
色を出したいだけならオフセット印刷など通常のインク印刷いいではないかと思われる方もいらっしゃいます。
なぜインク印刷をしないのかですが色を持つ箔押しをした場合、インク印刷で感じられない色の強さや若干の立体感(箔の材質で若干、箔押しした部分が盛り上がります)
その他、色のついた(青や黒の色紙)紙にインク印刷をしてしまうと下地の色に負けてしっかり色を紙に乗せることができないで色付きの箔押しを使われることがあります。
光沢のある箔押しはたまに見ることができますが色付きに箔押しは滅多に見ることができないので、この印刷物はいつもと違うなと感じた時はそれを凝視してみてください。
それはもしかしたら色付きの箔押しかもれません。
それを感じられたあなたは感性の鋭い方でしょう。