本日は紙ふくろのこれからについてお話したいと思います。
先日、取引先の印刷業者様より突然ご連絡があり、開口一番「とうとう御社(株東洋ビジネス)の時代が来ましたね!」と言われました。
えっ!!!と思い聞き直したところビニールから紙に、ふくろ媒体は変わるから御社の時代ですよと言われました。
確かに最近では大手コンビニやアパレルが脱ビニールに向いています。
エコの目線では確かにこの流れは正解だと思います。
しかし、以前の記事にもあげたように現状ではビニール袋を紙ふくろに段階的に移行したとしても設備規模や技術者が需要のキャパをまかなえるだけのものがありません。
今後は増えていくのは明確ですが紙袋を製袋するにはある程度の期間をこなした技術者が必要になります。
その部分を踏まえるとそこまで手離しで喜べるものではありません。
ビニール袋メーカーの逆襲もあるでしょうし、紙袋を生産できるキャパをオーバーした時は弊害が生まれます。
ちなみに角底の紙袋の製袋機を作れるメーカーは3社(日本国内)あり実質2社しか機械の生産活動はしておりません(私の情報内)
そうなると製袋機を作るにもそれを発注する弊社のような製袋業社も色々な意味で難しいのはわかります。
ブームに乗って高額な設備投資はできません。
またまたちなみにですが紙ふくろのサイズの一番ボリューム幅がある機械の型式があるのですが年間に機械を生産できるの50台です(世界生産)
現状、日本受注は多くて3〜5台です。
となるとお分かりの通りブームがあったとしても世界生産向けを日本向けに向いてくれません(想像)
機械メーカーも売りたいけど日本以外に販売した方が見込みが立つのは明白ですね。
とまー 話はそれましたが本日はここまで。